FAQ Windows7 の環境を復元すると「情報： 要求されたデバイスにアクセス出来ないため、ブートの選択でエラーが発生しました。」というエラーが出る

Windows7では、新規インストール時に100MBの「システム
予約領域」 を作成し、この中にあるBCD(Boot Configuration Data )を使用しシステムを
起動するように仕様が変更されています。

ShadowProtectはこの新しい仕様のパーティション構成の場合、復元時にBCDの情報
を正しく修正することができません。
このため、復元後に次の手順でBCDを直接編集してください。

[BCDの修正方法]
1. システム予約領域と、それ以外のボリュームを復元します。 システム予約領域は、
通常の起動パーティションとして復元オプションを指定してください（通常、すべての
復元オプションをチェックします）。
その他のパーティションは、データ・パーティションとして復元してください（通常、すべ
ての復元オプションをオフにします）。

2. ShadowProtect の Recovery Environment 画面上部のメニューバーから、「ツール」 ->
「ブート構成データ（BCD）ツール」をクリックして起動します。

3. 「ブート構成データ（BCD）ツール」画面右下の「すべて表示」をクリックしてチェック
を入れてください（ブートパーティションとシステムパーティションが分かれている場合
には、「すべて表示」する必要があります）。

4. ボリューム情報が表示されているウィンドウ上部のペインで、100MBのシステム
予約パーティションのエントリをクリックします。すると、「ブート構成データ（BCD）
ツール」画面右側のボタンが使用できるようになります。

5. 現在のBCDの内容を表示するには、「BCDEditの実行」ボタンを押します。 
 「BCDEditコマンドライン引数」ダイアログのボックスが空のまま「OK」ボタンを押します。 
BCDが正しくない場合は、{bootmgr} エントリの device オプションが  "unkown"に、
{default} エントリの device オプション、osdevice オプションがそれぞれ"unkown"に
なっています。これらの unkown になっているオプション値を修正します。 

6. BCDの {bootmgr} エントリの device オプションを修復するために、「BCDの修復」
ボタンを押します。これにより、{bootmgr} エントリの device オプションに正しい値が
修復されています。

7. もう一度、ボリューム情報が表示されているペインで、100MBのシステム予約
パーティションをクリックします。{default} エントリの device オプションを修復する
ため、「BCDEditの実行」ボタンを押し、「BCDEditコマンドライン引数」ダイアログの
ボックスに、以下のように入力して「OK」を押します。
例：
   ----------------------------------
   /set {default} device partition=D:
   ---------------------------------- 
このとき、"partition="に指定するドライブレターは、クイックイメージの Recovery
Environment上で認識されているブートパーティションのものになります（「ブート構成
データ（BCD）ツール」のボリューム情報が表示されているペインで、ドライブレターの
後に"\Windows\"と表示されているボリュームのドライブレターです）。

8. 次に、{default} エントリの osdevice オプションを修復します。「BCDEditの実行」 ->
「BCDEditコマンドライン引数」ダイアログのボックスに、以下のように入力して「OK」を
押します。
例：
   ----------------------------------
   /set {default} osdevice partition=D:
   ---------------------------------- 
手順7と同様、"partition="の後ろに指定するドライブレターは、Recovery Environment
上で認識されているブートパーティションのものを指定します。

9. 「ブート構成データ（BCD）ツール」、Recovery Environment の画面を閉じて、Recovery
Environment を終了し、システムを再起動します。